便利なオンライン診療の予約はこちらから➡️【オンライン心療内科メンクリ】
対面での診療は10月開始を予定しております。系列クリニックからの転院対応は現状不可となります。(*現時点のお問い合わせはwebのみ対応しております。)
&#xno_icon; 24時間予約受付中▼▼▼▼ WEB予約 LINE予約 アクセス

投稿

うつ病で「とにかく寝る」状態は大丈夫?原因と対処法を解説!

うつ病になると「とにかく寝てしまう」「寝ても寝ても眠い」という状態になる方は少なくありません。

一方で「眠ることは回復のサインなのか、それとも悪化しているのか」と不安に感じる人も多いでしょう。

うつ病は不眠と過眠の両方が起こり得る病気であり、過剰な眠気は脳や体が休養を必要としているサインであることもあれば、薬の副作用や生活リズムの乱れが原因となっていることもあります。

本記事では、うつ病で「とにかく寝る」状態の原因と回復期に見られる眠気の特徴、寝ても疲れが取れないときの注意点、自分でできるセルフケアや受診の目安について詳しく解説します。

「ただの疲れなのか」「医療機関に相談すべき症状なのか」を見極める手がかりとして役立ててください。

心の病気でお悩みの方へ柏心療内科よりそいメンタルクリニックは当日予約、診断書の当日発行に対応しております。(*医師が必要と判断した場合)
心の病気は放置すると重症化する恐れがあるため、早期の治療をお求めの方は当院までご相談ください。

うつ病と睡眠の関係

skincare image of a young woman photographed in warm tones. - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病は睡眠の質や量に大きな影響を与える病気です。

「とにかく寝てしまう」「寝ても寝ても眠い」といった過眠が見られることもあれば、逆に「眠れない」「早朝に目覚めて二度寝できない」といった不眠に悩まされる人もいます。

さらに、うつ病の回復過程で眠気が強くなることもあり、「寝すぎは悪いことなのか、それとも体が回復を求めているサインなのか」と不安に感じる方も少なくありません。

ここでは、うつ病と睡眠の関係を理解するために代表的なポイントを解説します。

  • うつ病で眠気が強くなる理由
  • 過眠と不眠の両方が起こり得る
  • 「とにかく寝る」ことが回復に必要な場合もある

症状や状態によって睡眠の形は異なるため、自分の状況を正しく理解することが大切です。

うつ病で眠気が強くなる理由

うつ病で眠気が強くなる背景には、いくつかの要因があります。

まず、脳と体が強い疲労を感じており、自然と休養を必要としている場合です。

特に回復期にはエネルギーを取り戻すプロセスで眠気が増すことがあり、これは体が治ろうとしているサインともいえます。

また、抗うつ薬や抗不安薬の副作用として眠気が出るケースも多く、薬の影響で日中に眠ってしまうことがあります。

このように、うつ病の眠気は「病気の症状」と「治療過程の副作用」が複雑に関わっているのです。

眠気が強すぎて生活に支障をきたす場合は、医師に薬の調整を相談することが重要です。

過眠と不眠の両方が起こり得る

うつ病は過眠と不眠の両方が現れる可能性のある病気です。

人によっては一日中眠ってしまうような過眠が続く一方で、別の人は夜眠れずに早朝覚醒や中途覚醒を繰り返すことがあります。

同じ患者でも、経過によって「眠りすぎ」と「眠れない」を行き来するケースも珍しくありません。

このため「寝すぎている自分は怠けているのでは」と考える必要はなく、病気の症状の一部として理解することが大切です。

過眠・不眠はいずれも日常生活の質を下げるリスクがあるため、放置せずケアを行う必要があります。

「とにかく寝る」ことが回復に必要な場合もある

「とにかく寝る」ことは必ずしも悪いことではなく、回復の一部であることもあります。

脳や体が消耗しきっているときには、十分な休養を取ることで回復が進みやすくなります。

特に回復期には眠気が強まる傾向があり、これは心身が再生しているサインとも考えられます。

ただし、過度に眠り続けて生活リズムが崩れると、夜眠れなくなる悪循環につながるため注意が必要です。

日中に軽い運動や散歩を取り入れるなど、休養と活動のバランスを意識することで健康的な回復を支えることができます。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

うつ病で「とにかく寝る」ときに考えられる原因

asian woman night sleep deeply - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病の症状の一つとして「とにかく寝てしまう」「寝ても寝ても眠い」といった状態があります。

これは単なる怠けではなく、脳や体の働き、薬の副作用、生活習慣の乱れなどが複雑に関わっている結果です。

ここでは、うつ病で過眠が起こる主な原因について解説します。

  • 脳と体が回復のために休養を求めている
  • 抗うつ薬の副作用による眠気
  • ストレスや自律神経の乱れの影響
  • 生活リズムの乱れによる過眠

自分の眠気がどの要因と関係しているのかを理解することが、適切な対処につながります。

脳と体が回復のために休養を求めている

うつ病になると脳や神経が疲労しきった状態になり、自然と強い眠気が生じます。

これは体が自らを守り、エネルギーを回復させようとする防御反応の一つです。

特に回復期には「とにかく眠い」という症状が強まることが多く、必要な休養を取ることで治癒が進みやすくなります。

一方で、罪悪感から「寝てばかりでダメだ」と感じてしまう人も少なくありません。

しかし、過眠は病気の一部として自然に現れることがあり、むしろ体が回復を求めているサインと捉えることが大切です。

抗うつ薬の副作用による眠気

うつ病治療で用いられる抗うつ薬や抗不安薬の副作用として、眠気が出ることがあります。

特に服用初期や薬の種類によっては、日中に強い眠気を感じてしまうケースもあります。

この場合、体が回復を求めている眠気とは異なり、薬の影響による眠気である可能性が高いです。

生活に支障が出るほど眠気が強い場合は、自己判断で薬をやめずに主治医に相談して調整を依頼することが重要です。

服用時間を変更する、別の薬に切り替えるなどで改善できることもあります。

ストレスや自律神経の乱れの影響

慢性的なストレスや自律神経の乱れも、過眠の原因となります。

強いストレスが続くと交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、眠気が増す一方で疲れが取れにくい状態に陥ります。

その結果、寝ても寝ても疲労感が残り「とにかく眠い」と感じやすくなるのです。

また、ストレスによる緊張から夜に十分な睡眠が取れず、翌日に強い眠気として現れる場合もあります。

ストレスを軽減することは、睡眠の質を改善し、うつ病の回復にもつながります。

生活リズムの乱れによる過眠

生活リズムの乱れも過眠を悪化させる大きな要因です。

夜遅くまでスマホを使用する、昼夜逆転の生活を続けるなどで体内時計が乱れると、眠気がコントロールできなくなります。

また、長時間寝てしまうことで夜眠れなくなり、さらに昼間に眠気が強まるという悪循環に陥ることもあります。

この場合は「必要な休養」ではなく「不規則な生活習慣」による眠気の可能性が高いです。

規則正しい生活を意識し、朝の光を浴びて体内時計を整えることが改善の一歩となります。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

「寝ても疲れが取れない」時の注意点

asian woman sleeping on her stomach - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病の人によくある悩みの一つに「長時間眠っても疲れが取れない」という状態があります。

これは単なる寝不足とは異なり、睡眠の質の低下や体内リズムの乱れ、さらには病気そのものが関係している場合があります。

放置すると日常生活に支障が出たり、うつ病の悪化や再発につながる恐れもあるため注意が必要です。

ここでは、寝ても疲れが取れないときに意識すべきポイントについて解説します。

  • 質の悪い睡眠と過眠の違い
  • 日中の生活に支障が出ているサイン
  • 眠気が強すぎるときは医師に相談を

自分の睡眠状態を正しく理解し、必要に応じて専門家に相談することが大切です。

質の悪い睡眠と過眠の違い

「疲れが取れない睡眠」には2つのパターンがあります。

1つは「質の悪い睡眠」で、眠っている時間は十分でも深い眠りが得られていないケースです。

夜中に何度も目が覚める中途覚醒や、早朝に目が覚めてしまう早朝覚醒が続くと、睡眠時間は足りていても休養感が得られません。

もう1つは「過眠」で、脳や体が回復を求めて必要以上に眠り続けてしまう状態です。

こちらはうつ病の症状や回復期に見られることがあり、必ずしも悪いものではありません。

大切なのは「眠っても疲れが取れるかどうか」という点であり、休養感が伴わない睡眠は要注意です。

日中の生活に支障が出ているサイン

寝ても疲れが取れず、さらに日中の生活にまで影響している場合は注意が必要です。

例えば、仕事や勉強に集中できない、外出や人との交流を避けてしまう、家事すら手につかないといった状態が続いていませんか。

これらは「睡眠が回復につながっていないサイン」であり、病気の悪化や再発のリスクとも関係します。

また、日中に強い眠気で何度も寝てしまう場合も、生活リズムの乱れや薬の副作用が影響している可能性があります。

「眠っても眠っても生活が成り立たない」という状況は、自己判断せず専門家に相談する目安になります。

眠気が強すぎるときは医師に相談を

眠気が強すぎて生活に大きな支障が出ている場合には、早めに医師へ相談することが大切です。

抗うつ薬や抗不安薬の副作用で眠気が増している場合は、薬の種類や服用時間を調整することで改善が期待できます。

また、睡眠時無呼吸症候群や甲状腺機能低下症など、別の身体的疾患が眠気の背景にあることもあります。

医師に相談することで「病気の症状なのか」「薬の影響なのか」「他の病気のサインなのか」を切り分けることができます。

放置せずに早期に対応することで、安心して生活を取り戻す第一歩になります。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

うつ病回復期に眠気が増えることもある

asian man tossing and turning - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病の回復期には眠気が強くなることがあります。

これは一見すると症状が悪化しているように思えるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

むしろ体と心がエネルギーを取り戻すために必要なプロセスである場合が多いのです。

ただし、眠気が続く場合には再悪化や薬の副作用と区別することが大切です。

ここでは、回復期に見られる眠気の意味と注意すべきサインについて解説します。

  • 体と心が休養を取り戻している証拠
  • 回復期の「眠気」と「再悪化」の見極め
  • 家族や周囲が気づけるサイン

「よく眠れるようになった=悪いこと」ではなく、状況に応じた見極めが重要です。

体と心が休養を取り戻している証拠

うつ病の回復期に眠気が強くなるのは、体と心が休養を必要としている証拠です。

うつ病で長期間ストレスや疲労にさらされていた脳は、回復の過程でエネルギーを補充するために多くの睡眠を求めます。

この眠気は自然なものであり、無理に活動を増やすよりも「しっかり眠ること」が治癒の一部と考えられます。

特に「以前より深く眠れるようになった」「睡眠後に少し楽に感じる」といった変化は、心身が正常なリズムを取り戻しつつあるサインです。

罪悪感を持たずに必要な休養と捉えることが、回復を支える第一歩になります。

回復期の「眠気」と「再悪化」の見極め

回復期の眠気は正常な回復サインであることも多いですが、時には再悪化や薬の副作用の可能性もあります。

見極めのポイントは「眠気と一緒に気分が上向いているかどうか」です。

気分や意欲が少しずつ改善しているなら自然な眠気の可能性が高いですが、逆に「眠気に加えて気分の落ち込みが強まっている」「何をしても疲れが取れない」場合は再悪化を疑う必要があります。

また、薬の服用を始めた直後や増量したタイミングで眠気が強まった場合には、副作用の可能性も考えられます。

不安なときは自己判断せず、主治医に相談して確認することが大切です。

家族や周囲が気づけるサイン

回復期の眠気は本人だけでなく、家族や周囲が気づける大切なサインでもあります。

例えば「表情が以前より柔らかくなった」「会話の反応が増えた」など、眠気と同時にポジティブな変化が見られるなら回復の証拠といえます。

一方で「ずっと寝ているのに気分が沈んでいる」「生活に必要な活動すらできない」といった場合は注意が必要です。

家族は本人を責めず、「眠れるのはいいことだね」と安心感を与えつつ、必要に応じて受診を促すことが望まれます。

周囲の理解と支えがあることで、本人は安心して回復を続けることができます。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

自分でできる睡眠との付き合い方

明るくシンプルな部屋のベッドで寝ている女性。 - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病の回復期や過眠傾向のあるときには、「眠気とうまく付き合う工夫」が必要です。

眠ること自体は体と心の回復を支える大切な要素ですが、過度に寝すぎると生活リズムが乱れ、逆に不調が長引くこともあります。

そこで、無理をせず取り入れられる日常的な工夫を実践することで、眠気をうまくコントロールしやすくなります。

ここでは、自分でできる睡眠との付き合い方について紹介します。

  • 昼寝は20〜30分にとどめる
  • 朝の光を浴びて体内時計を整える
  • 寝すぎを防ぐための軽い運動や活動
  • スマホやカフェインを就寝前に控える

ちょっとした工夫を積み重ねることで、質の良い睡眠と生活の安定を取り戻すことができます。

昼寝は20〜30分にとどめる

昼寝は短時間にとどめることが、過眠を防ぐ大切なポイントです。

20〜30分程度の昼寝であれば脳をリフレッシュさせ、午後の活動効率を高める効果があります。

逆に1時間以上眠ってしまうと深い睡眠に入り、夜の眠りが浅くなって生活リズムを崩す原因になります。

「昼寝をするなら午後3時まで」「長すぎない短時間」とルールを決めることが効果的です。

どうしても長く寝てしまう場合には、タイマーを使って習慣化すると安心です。

朝の光を浴びて体内時計を整える

朝の光を浴びることは、体内時計をリセットし、睡眠と覚醒のリズムを安定させる効果があります。

特に朝起きてすぐにカーテンを開けて日光を浴びることで、脳内のセロトニンが分泌され、気分の改善にもつながります。

さらに、体温のリズムも整いやすくなり、夜に自然な眠気が訪れやすくなります。

外に出るのが難しい場合でも、ベランダや窓際で数分間日光を浴びるだけで効果があります。

「朝の光を浴びる習慣」をつくることが、生活リズム回復の第一歩です。

寝すぎを防ぐための軽い運動や活動

日中に軽い運動や活動を取り入れることは、寝すぎを防ぎ、睡眠の質を高めるのに有効です。

散歩やストレッチ、ヨガなど無理のない範囲で体を動かすことで、血流が改善し気分もリフレッシュされます。

また、体を動かすことで適度な疲労感が生まれ、夜の眠りも深くなりやすくなります。

「運動しなければ」と負担に感じるのではなく、家の中でできる簡単な動作から始めることが大切です。

小さな活動の積み重ねが、過眠の悪循環を断ち切る助けとなります。

スマホやカフェインを就寝前に控える

就寝前のスマホやカフェイン摂取は、睡眠の質を大きく妨げます。

スマホのブルーライトは脳を覚醒させ、眠気を遅らせる作用があるため、眠りたい時間に入眠できなくなることがあります。

また、コーヒーやエナジードリンクに含まれるカフェインは、摂取後数時間にわたって覚醒作用を持続させます。

その結果、眠りが浅くなったり途中で目が覚めたりする原因になります。

就寝の2〜3時間前からはスマホやカフェインを控え、リラックスできる環境を整えることが安眠につながります。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

病院に相談すべきタイミング

asian woman sleep with smartwatch - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病による眠気や過眠は、自然な回復の一部であることもありますが、放置すると危険なサインである場合もあります。

特に日常生活に大きな支障が出ていたり、薬の影響や強い気分の落ち込みを伴っているときには、専門家に相談することが必要です。

ここでは、病院に相談すべき代表的なタイミングについて解説します。

  • 日常生活に大きな支障が出ている
  • 薬を飲み始めてから眠気が強まった
  • 気分の落ち込みや希死念慮を伴っている
  • セルフケアだけでは改善が見られない

自己判断せず、早めに専門家へ相談することで安心して回復を進めることができます。

日常生活に大きな支障が出ている

強い眠気で日常生活に支障が出ている場合は、受診を検討すべきサインです。

例えば、仕事に集中できない、家事がこなせない、外出が難しいといった状況が続いていませんか。

眠っても疲れが取れず、生活の質が下がっている状態は、病気の進行や再発の可能性を示している場合があります。

また、社会生活に支障があることで「自分は怠けているのでは」と感じてしまい、さらに気分が落ち込む悪循環に陥ることもあります。

こうした場合には、専門家に相談することで原因を見極め、適切な治療やアドバイスを受けることが大切です。

薬を飲み始めてから眠気が強まった

薬を飲み始めてから眠気が強まった場合は、副作用の可能性があります。

抗うつ薬や抗不安薬の中には眠気を強く引き起こすものがあり、服用直後や増量時に顕著に現れることがあります。

このような眠気は体が薬に慣れるにつれて改善することもありますが、日常生活に影響があるほど強い場合には調整が必要です。

自己判断で薬を減らしたり中止すると、うつ病が悪化する危険があるため、必ず主治医に相談してください。

薬の種類や服用時間を変更することで、眠気の副作用を軽減できるケースは多くあります。

気分の落ち込みや希死念慮を伴っている

眠気に加えて強い気分の落ち込みや希死念慮(「消えたい」「死にたい」という思い)がある場合は、早急な受診が必要です。

うつ病は気分や思考に大きな影響を与える病気であり、放置すると危険な行動につながることもあります。

眠気が強くても、それが「休養のため」ではなく「症状の悪化」によるものの場合は専門的な治療が欠かせません。

家族や周囲に気づかれにくいこともあるため、自分で危険を感じたら迷わず医療機関に相談することが大切です。

深刻な不安がある場合には、緊急窓口や電話相談を利用することも選択肢の一つです。

セルフケアだけでは改善が見られない

睡眠リズムの調整やリラックス法などのセルフケアを続けても改善が見られない場合も、受診を検討するべきです。

セルフケアは症状を軽減する助けになりますが、原因が病気そのものである場合は限界があります。

特に「生活習慣を整えても眠気が強い」「工夫しても改善しない」といった場合には、医学的な治療が必要です。

医師の診断によって、薬の調整や心理療法など、自分に合った治療法を受けられるようになります。

セルフケアで変化が見られないと感じたら、それは専門家にバトンを渡すサインと考えましょう。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

家族や周囲ができるサポート

暖かい毛布に覆われた快適なソファで安らかに眠っている若い女性 - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病で「とにかく眠い」「寝ても疲れが取れない」といった症状が出ているとき、本人だけでなく家族や周囲のサポートも非常に大切です。

眠気や過眠は病気の一部であり、本人の意思や努力だけで改善できるものではありません。

そのため、周囲が理解を示し、安心できる環境を整えることが回復を支える大きな力になります。

ここでは、家族や周囲ができるサポートの具体例を紹介します。

  • 「怠けている」と思わず理解を示す
  • 生活リズムを一緒に整える工夫
  • 休養を尊重しつつ受診を勧める
  • 支える側も無理をしないセルフケア

無理に改善させようとするのではなく、寄り添う姿勢が本人の安心感につながります。

「怠けている」と思わず理解を示す

うつ病の眠気や過眠は「怠けている」わけではなく、病気による症状です。

しかし、家族や職場の人から「寝てばかりで何もしない」と誤解されてしまうことが少なくありません。

こうした否定的な言葉は、本人の自己肯定感をさらに下げ、症状を悪化させてしまうリスクがあります。

まずは「病気の一部である」と正しく理解し、責めずに受け止めることが必要です。

「休んでいていいんだよ」「無理しなくて大丈夫」と声をかけるだけでも安心感につながります。

生活リズムを一緒に整える工夫

うつ病の改善には規則正しい生活リズムが欠かせません。

ただし、本人だけで生活リズムを整えるのは難しい場合があります。

家族が朝一緒に起きて光を浴びる、食事の時間をある程度そろえるなど、小さな工夫で支えることができます。

「一緒に散歩に行こう」「ご飯を一緒に食べよう」といった声かけも有効です。

強制するのではなく、寄り添いながら無理のない範囲で生活習慣を整えていくことが大切です。

休養を尊重しつつ受診を勧める

過眠や強い眠気が長引く場合は、医師の診察や相談が必要になることがあります。

ただし、本人が「病院に行きたくない」と感じているときに無理に連れて行こうとすると逆効果になることもあります。

大切なのは休養を尊重しながら「心配だから一緒に行こう」「相談するだけでも安心できるかも」といった優しい言葉で勧めることです。

受診をサポートする際には、本人が安心できるように付き添ったり、情報を整理して一緒に伝えると負担が軽減されます。

強い不安や希死念慮がある場合は、迷わず早めに専門家へ相談することが重要です。

支える側も無理をしないセルフケア

支える側の心身の健康も非常に大切です。

家族や周囲が疲れ切ってしまうと、支援を続けることが難しくなります。

「自分が頑張らなければ」と抱え込みすぎず、信頼できる人や支援機関に相談することも必要です。

また、支える人自身が趣味やリラックスできる時間を持つことは、結果的に本人を長期的に支える力につながります。

「一緒に乗り越える」という姿勢と同時に、自分のケアも忘れないようにしましょう。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

よくある質問(FAQ)

qとaの記号が描かれた3つの木製の立方体。白い背景。背景には、さまざまなサイズの木製のブロックがたくさん置かれています - よくある質問 ストックフォトと画像

うつ病で「とにかく寝る」という症状が出ているとき、多くの方が「これは回復のサインなのか?」「薬の副作用ではないか?」といった疑問を抱きます。

ここでは、よく寄せられる質問とその答えをまとめました。

  • うつ病で寝すぎるのは回復のサインですか?
  • とにかく寝てしまうのは薬の副作用ですか?
  • 昼夜逆転してもそのまま寝かせた方がいい?
  • 寝ても眠いときに運動してよい?
  • 眠気が強いときに受診すべき科は?

不安や疑問を抱え込まず、必要に応じて専門家に相談することが安心につながります。

うつ病で寝すぎるのは回復のサインですか?

必ずしも悪いことではなく、体と心が休養を求めているサインであることもあります。

ただし、日常生活に大きな支障があるほど続く場合や、気分の落ち込みが強い場合は受診を検討しましょう。

とにかく寝てしまうのは薬の副作用ですか?

抗うつ薬や抗不安薬の中には、眠気を副作用として引き起こす薬があります。

特に服薬を始めた直後や増量時に強まる傾向があります。

自己判断で中止せず、眠気が強い場合は主治医に相談して調整してもらいましょう。

昼夜逆転してもそのまま寝かせた方がいい?

一時的な昼夜逆転は珍しくありませんが、体内時計の乱れが長引くと回復を妨げる要因になります。

無理に戻そうとせず、朝の光を浴びたり日中の活動を少しずつ増やすことで自然にリズムを整えるのが理想です。

寝ても眠いときに運動してよい?

軽い運動や散歩、ストレッチなどの無理のない活動はむしろ睡眠の質改善に役立ちます。

ただし、体調がつらいときは無理せず休むことも大切です。

眠気が強いときに受診すべき科は?

基本的には心療内科や精神科が適切です。

ただし、甲状腺機能低下症や貧血など身体的な病気が眠気の原因である場合もあるため、必要に応じて内科での検査も行われます。

柏心療内科よりそいメンタルクリニックへの予約はこちらから

うつ病で「とにかく寝る」のは体からのサイン

美しい若い白人のブルネットの女性がベッドで寝ています。 - 睡眠 ストックフォトと画像

うつ病で「とにかく寝る」「寝ても眠い」という状態は、体や心が休養を求めているサインであることが多く、回復の一部である可能性があります。

しかし、過度な眠気が続く場合や日常生活に大きな支障をきたす場合には、薬の副作用や症状の悪化が隠れているケースもあります。

大切なのは、自己判断せずに専門家へ相談することです。

家族や周囲の理解を得ながら、セルフケアと医療的サポートを組み合わせることで安心して回復を進めることができます。

心の病気でお悩みの方へ柏心療内科よりそいメンタルクリニックは当日予約、診断書の当日発行に対応しております。(*医師が必要と判断した場合)
心の病気は放置すると重症化する恐れがあるため、早期の治療をお求めの方は当院までご相談ください。

関連記事

RETURN TOP
04-7157-0210

お電話は10時~19時の間のみ受け付けております。