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不眠症とは

不眠症とは、眠るための時間や環境が十分にあるにもかかわらず、寝つけない・夜中に何度も目が覚めるといった睡眠の問題が続き、日中の眠気やだるさ、集中力の低下など生活への支障が現れている状態をいいます。
日本では成人の約5人に1人が睡眠に何らかの悩みを抱えているといわれ、不眠症は決して特別な病気ではありません。一方で、「そのうち眠れるようになる」と放置してしまうと、症状が慢性化したり、うつ病などほかのこころの病気につながったりすることもあります。
眠れない状態が続いてつらいと感じたら、早めに医療機関へご相談ください。

精神科医・産業医
三重大学医学部卒業後、桑名市総合医療センターで初期研修を修了。 その後、南勢病院精神科での勤務、かわいクリニック/新宿よりそいメンタルクリニックでの診療を経て独立。 日本精神神経学会に所属し、日本医師会認定産業医としても活動。
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不眠症の4つのタイプ

入眠障害
布団に入ってから30分〜1時間以上寝つけないタイプです。不安や緊張が強いときに起こりやすく、不眠症の中で最も多くみられます。
中途覚醒
夜中に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか寝つけないタイプです。年齢を重ねるにつれて増える傾向があります。
早朝覚醒
予定よりも2時間以上早く目が覚めて、そのまま眠れなくなるタイプです。うつ病の方にもよくみられる症状です。
熟眠障害
睡眠時間は足りているはずなのに、ぐっすり眠れた感じがしないタイプです。ほかのタイプと合併することも少なくありません。
不眠症の主な原因

- ストレス:仕事や人間関係の悩み、環境の変化による緊張
- こころの病気:うつ病、不安障害など
- 生活習慣:不規則な就寝時間、就寝前のスマートフォン使用、カフェインやアルコールの摂取
- からだの病気・薬の影響:痛みやかゆみ、頻尿、服用中の薬の副作用
複数の原因が重なっていることも多いため、診察では生活習慣も含めて丁寧にお話をうかがいます。
不眠症を放置するリスク
睡眠不足が続くと、日中の集中力や判断力が低下し、仕事のミスや事故のリスクが高まります。また、不眠はうつ病をはじめとするこころの病気や、高血圧・糖尿病などの生活習慣病とも深く関わっていることがわかっています。
「眠れないだけ」と軽く考えず、早めに対処することが心身の健康を守ることにつながります。
不眠症の治療方法

睡眠習慣の見直し(睡眠衛生指導)
起床時間を一定にする、朝に日光を浴びる、就寝前のカフェイン・スマートフォンを控えるなど、眠りやすい生活リズムづくりからサポートします。
薬物療法
必要に応じて、睡眠薬や睡眠リズムを整えるお薬を処方します。近年は依存性の少ないお薬も登場しており、症状やご希望に合わせて選択します。漫然と飲み続けるのではなく、症状の改善に合わせて減薬・中止を目指します。
受診の目安
眠れない日が週に3日以上あり、それが1か月近く続いている場合や、日中の眠気・だるさで生活に支障が出ている場合は、受診をおすすめします。
当院では、不眠の背景にある原因を見極めたうえで、お一人おひとりに合った治療をご提案いたします。眠れないつらさを我慢せず、お気軽にご相談ください。
柏よりそいメンタルクリニックで不眠症を見極める診療

不眠症は、睡眠を取る時間が確保されているにもかかわらず、寝つけない、途中で目覚めるなどの状態が続く疾患です。
診察では眠れない時間帯や日中への影響を整理し、生活習慣や心理的な負担を踏まえて治療方法を検討します。
寝つきや夜間の覚醒など眠れないパターンを分けて考えます
初診では、布団に入ってから眠るまでの時間や、夜中に目覚める回数について伺います。
予定より早く目覚めて再び眠れない場合や、睡眠時間を取っても熟睡した感覚がない場合も確認します。
複数の症状が同時に現れることもあるため、一つのタイプだけに当てはめず、睡眠全体の状態を整理することが大切です。
眠れない日数や症状が続いている期間、休日と平日の違いなども診療方針を考える手がかりになります。
ストレスや生活習慣が睡眠へ与える影響を確認します
不眠は、仕事や人間関係のストレス、環境の変化、生活時間の乱れなどをきっかけに始まる場合があります。
就寝前のスマートフォン、夕方以降のカフェイン、飲酒、長時間の昼寝などについても確認します。
痛みやかゆみ、頻尿、服用している薬の影響によって眠りが妨げられている可能性もあります。
睡眠だけに注目するのではなく、身体の状態や気分の変化も含めて、眠れない原因を探っていきます。
睡眠習慣の調整と薬物療法を状態に応じて取り入れます
治療では、起床時間を整える、朝に日光を浴びるなど、眠りやすい生活リズムをつくることから始めます。
生活習慣を見直しても不眠が続く場合には、症状に応じて睡眠薬などを使用することがあります。
薬を処方した後は、眠りやすさだけでなく、翌朝の眠気やふらつき、日中の活動への影響も確認します。
症状が落ち着いてきた際は、自己判断で服用を中止せず、医師と相談しながら減量や終了を検討します。
眠れない状態が続く方の予約から継続診療まで

当院では、寝つきの悪さや夜間の覚醒によって、仕事や家事などの日常生活に影響が出ている方の相談に対応しています。
初診に必要な時間、予約から来院までの流れ、通院のペース、診断書の取り扱いについてご案内します。
初診時は30〜45分を見込み睡眠の経過を共有します
初診は、受付から診察、会計までを含めて30〜45分程度が所要時間の目安です。
診察では、就寝時間や起床時間、夜中に目覚める回数、日中の眠気などについて確認します。
一週間程度の睡眠時間や途中で目覚めた時刻を記録しておくと、眠りの傾向を伝えやすくなります。
服用中の薬や他院での治療歴がある方は、お薬手帳など内容が分かるものをご持参ください。
予約枠に空きがあれば申し込みをした日に来院できます
初診予約は、WEBまたはLINEから24時間受け付けています。
当日の予約枠が表示されている場合は、手続きを行った日のうちに診察を受けることも可能です。
当日分の枠が埋まっているときは、翌日以降に表示される日時から受診日を選択してください。
予約から受診までの日数は診療状況によって変わるため、予約画面で最新の空き状況をご確認いただけます。
治療開始後は2週間ほどの間隔で睡眠の変化を確認します
治療を始めた時期は、睡眠状態や薬の効果を確認するため、2週間に1回程度の通院が目安です。
診察では、眠るまでの時間や覚醒回数に加え、翌朝の眠気や日中の集中力についても伺います。
睡眠が安定し、生活への影響が少なくなった後は、月1回程度まで診察間隔を延ばす場合があります。
適切な通院頻度は症状や処方内容によって異なるため、経過を確認しながら個別に調整します。
不眠で就労が難しい場合は初診日の診断書発行を検討します
睡眠不足や日中の強い倦怠感によって仕事を続けることが難しい場合は、診断書について相談できます。
診察の結果、医師が休養を必要と判断した場合には、初診当日にクリニック書式の診断書を発行できることがあります。
不眠の経過や仕事への影響について追加の確認が必要なケースでは、複数回の診察後に判断する場合もあります。
診断書の発行可否や療養期間、記載内容は医師が決定し、勤務先などの指定様式には原則として対応していません。
当院で対応した不眠症の症状事例

不眠症では、眠れない時間帯や翌日に現れる不調によって、生活への影響が異なります。
ここでは、当院へ相談されることのある代表的な症状事例を紹介します。
仕事のことを考えて寝つくまで数時間かかっていた事例
布団に入ると翌日の仕事や失敗への不安が浮かび、深夜まで眠れない状態が続いていた事例です。
眠ろうと焦るほど頭がさえ、スマートフォンで時間を何度も確認するようになっていました。
朝は強い眠気で起きられず、遅刻や勤務中の集中力低下が増えていた状態です。
診察では仕事上の負担と就寝前の過ごし方を確認し、生活リズムの調整と治療方法を検討しました。
※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。
夜中に目覚めた後は朝まで眠れなくなった事例
就寝後に何度も目が覚め、一度起きると長時間眠れない状態が続いていた事例です。
睡眠が細切れになることで疲れが取れず、日中には強い倦怠感や注意力の低下が現れていました。
眠れない時間に時計を見る習慣がつき、起床時刻が近づくほど焦りが強くなっていました。
診察では覚醒する時刻や回数、飲酒、服薬状況などを整理し、睡眠を妨げる要因を確認しました。
※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。
早朝に目覚めて疲労感が一日中残っていた事例
起床予定より数時間早く目が覚め、その後は布団に入っていても眠れなくなった事例です。
睡眠時間が不足することで、午後になると身体が重くなり、仕事を続けることが難しくなっていました。
早く眠ろうとして夕方から横になる日が増え、就寝時間と起床時間が不規則になっていた状態です。
診察では早朝覚醒が始まった時期や気分の変化を確認し、一日の活動と睡眠のリズムを整えていきました。
※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。