柏心療内科・精神科よりそいメンタルクリニック

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PMS・PMDD

月経前症候群(PMS) / 月経前不快気分障害(PMDD)とは

テーブルの上に横たわることができる老婦人 3 - うつ病 日本 ストックフォトと画像

月経前には、身体的・精神的な変化が多くの女性に影響を与えることがあります。具体的には、突然の気分の低下やイライラ感、不安、頭痛、体のむくみなどが挙げられます。これらの症状が月経の開始とともに和らぐことがある場合、それは月経前症候群(PMS)の可能性があります。

また、PMSの症状が特に強く現れる場合には、月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれることがあります。調査によれば、女性の約70〜80%が月経前にPMSやPMDDの症状を経験していると言われており、非常に多くの女性に共通する健康問題です。

月経前のこの不快な症状は日常の活動に影響を与えることが珍しくありません。職場や学校での仕事や学業のパフォーマンスが低下したり、家庭生活においても支障をきたすことがあります。これらの症状を放置してしまうと、精神的にも肉体的にも負担がかかりストレスの原因となることも考えられます。

PMSやPMDDによる症状に悩む方は、早めに専門機関への相談を検討することが重要です。当院では、専門の医療スタッフが個々のケースに応じたアドバイスやサポートを提供し、可能な限り快適な生活を送れるようお手伝いいたします。不安や悩みを一人で抱え込まずお気軽にご相談ください。

監修医師
監修医師 藤田朋大 医師

精神科医・産業医

藤田 朋大 医師

三重大学医学部卒業後、桑名市総合医療センターで初期研修を修了。 その後、南勢病院精神科での勤務、かわいクリニック/新宿よりそいメンタルクリニックでの診療を経て独立。  日本精神神経学会に所属し、日本医師会認定産業医としても活動。
https://tomo-mental.com

月経前症候群(PMS) / 月経前不快気分障害(PMDD)の症状

レンタルルームでの騒音トラブルによるストレスによる不眠症に悩まされ、睡眠不足や疲労、体調不良に悩む30代女性 - 月経前症候群 ストックフォトと画像

月経前症候群(PMS)と月経前不快気分障害(PMDD)の症状は、大きく分けて「身体に現れる変化」と「心理的な変化」の2種類があります。それぞれの症状を確認していきます。

身体に現れる変化
・乳房痛・乳房の張り ・腹部膨満感(お腹の張り) ・ニキビ ・たちくらみ
・かゆみによる炎症 ・ヘルペスなどの他の皮膚病の悪化 ・関節痛、筋肉痛
・体重増加・手足のむくみ ・めまい など

心理的な変化
・抑うつ ・怒りの爆発 ・イライラ ・突然泣き出す ・妄想・気分が安定しない
・不安 ・混乱 ・社会からの引きこもり ・ネガティブな自己イメージ
・感情が過敏になる など

月経前症候群(PMS) / 月経前不快気分障害(PMDD)の治療方法

胃痛に悩む若い女性 - 月経前症候群 ストックフォトと画像

月経前症候群(PMS) / 月経前不快気分障害(PMDD)には「薬物療法」と「精神療法」の2つの治療法が用いられることが一般的です。

・薬物療法PMSの場合、症状が比較的軽度であることが多いため、通常は十分な休息をとったり、ストレスを和らげるための精神療法を受けることで改善が期待できることがあります。一方で、PMDDはPMSよりも症状が重く、女性の生活の質に大きな影響を及ぼすことがあります。この場合、単に休息や精神療法のみでは不十分なことが多く、薬物療法の導入が検討されることがあります。具体的には、抗うつ剤や抗不安薬、場合によっては抗精神病薬などが使用され、症状の重さや個々の反応を見ながら適切な処方が選ばれます。

・精神療法月経前症候群(PMS)や月経前不快気分障害(PMDD)を抱える多くの患者さんに共通する特徴として、日常生活でのストレスを敏感に感じ取りやすく、またそのストレスにうまく対応することが難しいという傾向が見られます。こうしたストレスに対する適応力の不足は、時には症状を一層悪化させる要因になり得ます。そこで、こうした症状を緩和するために、精神療法、特にカウンセリングや認知行動療法は重要です。精神療法では患者自身が持つストレスへの反応パターンを丁寧に見直し、より適切に対処するスキルを身につける手助けをします。

日常の様々な場面で自分自身の感情や行動を客観的に捉えられるようになることで、ストレスによる心身の負担を軽減し、症状そのものの改善を目指します。

柏よりそいメンタルクリニックで行うPMS・PMDDの診療

フォルダを保持する看護師 - 病院 日本 ストックフォトと画像

PMS・PMDDでは、月経前になると気分の落ち込みやイライラ、不安などが強まり、仕事や家事、人間関係に影響することがあります。

診察では、症状が現れる時期と月経周期との関係を確認し、身体面と精神面の両方から治療方針を検討します。

月経周期と気分の変化を照らし合わせます

初診では、気分の落ち込み、怒りっぽさ、不安、涙もろさなど、月経前に現れる精神症状を確認します。

症状が月経の何日前から始まり、月経開始後にどの程度軽くなるのかも伺います。

月経周期と関係なく症状が続いている場合は、うつ病や不安障害など、ほかの疾患の可能性も含めて状態を整理します。

数周期分の月経日と症状を記録しておくと、症状が現れるパターンを診察時に共有しやすくなります。

身体の不調と日常生活への影響も確認します

PMS・PMDDでは、頭痛、腹部の張り、乳房の張り、むくみ、めまい、倦怠感などが現れる場合があります。

身体症状によって仕事を休んだり、家事を行えなかったりするなど、生活への影響についても確認します。

月経痛や出血量の変化など、婦人科領域の症状が目立つ場合は、婦人科での相談や検査をご案内することがあります。

精神面と身体面の症状を分けずに整理し、患者様が最も困っていることから治療の優先順位を考えます。

症状の程度に合わせて負担を軽減する方法を考えます

治療では、十分な休養や睡眠、生活リズムの調整など、月経前の負担を軽くする方法を検討します。

気分の落ち込みや不安、イライラが強い場合は、症状に応じて薬物療法を取り入れることがあります。

ストレスを感じたときの考え方や行動を振り返り、負担への対処方法を整理する心理的なアプローチも選択肢です。

月経周期ごとの症状の変化や薬の効果を確認しながら、日常生活を維持しやすい状態を目指します。

月経前の心身の変化を相談する際の来院案内

女医 - 病院 日本 ストックフォトと画像

当院では、月経前の気分変化や不安、イライラによって、仕事や家庭生活に支障が出ている方の相談に対応しています。

初回診察の時間や予約方法、継続受診の間隔、仕事を休む際の診断書についてご案内します。

初回は30〜45分ほどかけて症状の周期性を確認します

初診の所要時間は、受付から診察、会計までを含めて30〜45分程度が目安です。

診察では精神症状や身体症状に加え、月経周期、症状が続く期間、生活への影響について伺います。

月経日や気分、睡眠、身体の状態を記録したメモやアプリの画面がある場合は、診察時にご提示ください。

婦人科への通院歴や服用中の薬がある方は、お薬手帳や処方内容が分かるものをご持参いただくと確認がスムーズです。

予約状況によっては相談を決めた日に受診できます

初診予約は、WEBまたはLINEから24時間申し込めます。

当日の診療枠に空きが表示されている場合は、予約手続き後、その日のうちに診察を受けることも可能です。

当日分の枠が埋まっているときは、翌日以降に表示される日時から都合のよい受診日を選択してください。

申し込みから診察までの日数は混雑状況によって変わるため、予約画面で最新の空き状況をご確認ください。

症状の強い時期は2週間前後で治療経過を振り返ります

治療を開始した時期は、気分や身体症状の変化を確認するため、2週間に1回程度の通院が目安です。

薬を処方した場合には、月経前の症状への効果に加え、眠気や吐き気などが現れていないかも確認します。

複数回の月経周期を通して症状が安定してきた後は、月1回程度まで診察間隔を延ばすことがあります。

実際の受診頻度は症状や治療内容によって異なるため、経過に合わせて医師が個別に調整します。

勤務への影響が大きいときは休養のための診断書を相談できます

月経前の強い気分の落ち込みや不安によって勤務の継続が難しい場合は、診断書について医師へ相談できます。

診察の結果、休養が必要な状態であると判断された場合には、初診当日にクリニック書式の診断書を発行できることがあります。

症状と月経周期の関係について追加の確認が必要な場合は、複数回の診察を経てから判断するケースもあります。

発行の可否や療養期間、記載内容は医師が決定するため、ご希望どおりの内容での発行を保証するものではありません。

当院で対応したPMS・PMDDの症状事例

クリップボードを持つ日本人看護師女性 - 病院 日本 ストックフォトと画像

PMS・PMDDでは、月経前の気分変化が中心となる場合や、身体症状が重なって生活への負担が大きくなる場合があります。

ここでは、当院へ相談されることのある代表的な症状事例を紹介します。

月経前になるとイライラが強まり職場での対人関係に悩んだ事例

月経の一週間ほど前になると怒りっぽくなり、同僚の言葉や小さな出来事に強く反応していた事例です。

普段であれば気にならないことにも苛立ちを感じ、職場で口論になる機会が増えていました。

月経が始まると気分は落ち着くものの、同じ状態を毎月繰り返すことに不安を感じて受診しています。

診察では気分が変化する時期と月経周期を整理し、生活上の工夫や治療方法を検討しました。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

強い憂うつ感と涙が止まらない状態で出勤できなくなった事例

月経前になると自分を責める気持ちが強くなり、理由がなくても涙が出る状態が続いていた事例です。

朝に身支度を始めても気持ちが沈み、職場へ連絡して休む日が毎月のようにみられました。

月経開始後には症状が軽くなるものの、次の月経が近づくことへの不安も強まっていました。

診察では症状が現れる期間と仕事への影響を確認し、休養を含めた対応を検討しています。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

不眠や頭痛、むくみが重なり家事を行えなくなった事例

月経前に寝つきが悪くなり、頭痛や手足のむくみ、身体のだるさも重なっていた事例です。

睡眠不足によって日中の集中力が低下し、食事の準備や掃除などの家事を行うことが難しくなっていました。

体調が悪い時期には家族との会話も負担に感じ、自室で横になって過ごす時間が増えていた状態です。

診察では精神症状と身体症状の両方を確認し、必要に応じて婦人科との連携も含めた対応を考えました。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

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