柏心療内科・精神科よりそいメンタルクリニック

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強迫性障害

強迫性障害とは

不安とうつの女性 - うつ病 日本 ストックフォトと画像

強迫性障害とは、自分の意思に反して心の中に理解しがたい考えが湧き上がり、それを打ち消そうとして無用な行動を繰り返してしまう精神的な疾患です。例えば、家を出た後でドアの施錠を確認したかどうかが気になり何度も家に戻って確認したり、無意味に何度も手を洗ってしまったりなどの行動が見られます。

この障害は主に思春期から20歳前後にかけて見られることが多いと言われています。適切な治療を受けないと、年を重ねても症状が続く可能性がありますので、強迫性障害かもしれないと感じたら、速やかに当院にご相談ください。

監修医師
監修医師 藤田朋大 医師

精神科医・産業医

藤田 朋大 医師

三重大学医学部卒業後、桑名市総合医療センターで初期研修を修了。 その後、南勢病院精神科での勤務、かわいクリニック/新宿よりそいメンタルクリニックでの診療を経て独立。  日本精神神経学会に所属し、日本医師会認定産業医としても活動。
https://tomo-mental.com

強迫性障害の主な症状

強迫的な手洗い - 強迫性障害 ストックフォトと画像

強迫性障害は、非常に特徴的な二つの症状によって区別されます。その一つは、頭の中に繰り返し浮かぶ不安や恐れを感じる「強迫観念」であり、もう一つは、その不安を和らげるために行動せずにはいられない「強迫行為」です。それぞれの特徴は以下の通りです。

・強迫観念

強迫観念とは、日常を過ごす中で圧倒的な不安や恐れを感じる状態を指します。たとえば、「手を十分に洗ったはずなのに、まだ汚れているかもしれない」といった非合理的な思考が頭から離れず、常に心に不安や恐怖が付きまといます。これは生活の質を著しく低下させることもあります。

・強迫行為

強迫行為とは、自分でもそれが理に適っていないと理解しつつ、それをやらずにはいられない行動を指します。この行動は、心の中に生じる強い不安や疑念(強迫観念)を和らげようとすることがきっかけで起こります。

例えば、すでに手を洗ったにもかかわらず、まだ汚れていると思い込んで何度も手を洗い続けるような行動が含まれます。心の不安が行動として現れることが特徴です。

強迫性障害を抱える患者に見られる行動

強迫性障害を発症すると以下に示す行動が見られることがあります。自身の行為がこれに該当するかどうかを確認し、もし心配であれば専門家に相談することをおすすめします。

強迫性障害の代表的な行動・手が汚れていると思い込み必要以上に手を洗ってしまう                ・特定の数字にこだわり、その数字の順番や時間を好んで行動してしまう
・ドアノブが汚いと感じてしまい触れられない
・必要以上に物の配置にこだわり、配置がずれていると不安になる
・外出時に鍵をかけたか不安になり、何度も自宅に戻り確認してしまう など

強迫性障害の治療方法

患者に症状を説明する男性医師の手 - 治療 ストックフォトと画像

強迫性障害の治療は「薬物治療」と「精神療法」を組み合わせて実施することが多いです。これらの方法の相互作用によって、患者が抱える不安や反復行動を効果的に軽減することを目指します。それぞれの治療の特徴は以下のとおりです。

・薬物療法
強迫性障害を抱える方々は、しばしば抑うつ感や不安感に悩まされることが多いため、治療には選択的セロトニン再取り込み阻害薬が活用されることが一般的です。さらに、症状が深刻な場合には、治療効果を高めるため抗精神病薬を併せて用いることもあります。

・精神治療
強迫性障害の治療方法には様々なものがありますが、その中でも効果的とされるのが認知行動療法の一種である曝露反応妨害法です。この治療法では、患者をあえて強い不安を引き起こす場面に置き、その状況に対する適応力を高めることを目指します。最初の段階では多くの患者が不安を強く感じることが珍しくありませんが、少しずつその場面に慣れていくことで不安は軽減していきます。これにより、患者自身が自身の不安感をコントロールする力をつけ、日常生活への悪影響を減らしていくことが可能になります。

柏よりそいメンタルクリニックでの強迫性障害診療

女性のサラリーマンを調べる日本人男性医師 - 病院 日本 ストックフォトと画像

強迫性障害では、自分でも過剰だと分かっている不安や考えが繰り返し浮かび、それを打ち消すための行動をやめられなくなることがあります。

診察では、不安の内容と繰り返している行動の関係を確認し、日常生活への影響に応じた治療方針を検討します。

繰り返す不安と確認行動のつながりを整理します

初診では、どのような考えやイメージが繰り返し浮かぶのか、その際にどの程度の不安を感じるのかを伺います。

手洗いや戸締まりの確認、物の並べ直しなど、不安を和らげるために行っている行動についても確認します。

行動にかかる時間や、仕事、家事、外出、家族との関係にどのような影響が出ているかも重要な情報です。

症状が始まった時期や悪化したきっかけを整理したうえで、現在の状態に合った対応を考えていきます。

生活への支障に応じて治療方法を組み立てます

強迫性障害の治療では、症状の程度や生活への影響に応じて、薬物療法などを検討します。

薬物療法では、不安や強迫症状を和らげる目的で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬を使用することがあります。

認知行動療法の一つである曝露反応妨害法では、不安を感じる状況に段階的に向き合い、強迫行為を控える練習を行います。

不安の強さや治療への負担を確認しながら、無理のない範囲で進められる方法を検討することが大切です。

症状の変化を振り返りながら再発予防を進めます

強迫症状は短期間で完全になくなるとは限らず、治療を続ける中で少しずつ生活への影響が軽くなる場合があります。

診察では、確認行動の回数や手洗いにかかる時間、不安が続く長さなどの変化を確認します。

調子が良い時期でも自己判断で服薬を中断すると、症状が再び強くなる可能性があるため注意が必要です。

症状が悪化しやすい状況や対処方法を整理し、日常生活を維持しやすい状態を目指します。

強迫症状の相談から継続受診までのご案内

日本の若手女性医療従事者 - 病院 日本 ストックフォトと画像

当院では、確認や手洗いを繰り返してしまう方や、不安な考えが頭から離れず生活に支障が出ている方の相談に対応しています。

初診にかかる時間や予約方法、通院間隔、診断書の取り扱いについて、受診前に確認しておきましょう。

初回は30〜45分を目安に不安と行動の経過を伺います

初診の所要時間は、受付から診察、会計までを含めて30〜45分程度が目安です。

診察では、強迫観念の内容や強迫行為の種類、症状が現れる頻度について確認します。

一日のうち症状に費やしている時間や、外出、仕事、家事への影響についても伺います。

困っている場面や繰り返している行動をメモしておくと、診察時に状況を伝えやすくなります。

予約画面の空き状況に応じて当日の受診も選べます

初診予約は、WEBまたはLINEから24時間申し込めます。

診療枠に空きが残っている場合には、予約手続きを行った当日に受診することも可能です。

当日の予約が埋まっているときは、翌日以降に表示される空き枠から希望する日時を選択してください。

予約から受診までの日数は混雑状況によって異なるため、予約画面で最新の受付状況を確認できます。

治療を始めた時期は約2週間ごとに状態を確認します

治療開始直後は、症状や薬の効果を確認するため、2週間に1回程度の通院がひとつの目安です。

薬を処方した場合には、不安や確認行動の変化に加えて、眠気や吐き気などの副作用も確認します。

症状が安定して日常生活への影響が少なくなった後は、月1回程度まで診察間隔を延ばすことがあります。

実際の通院頻度は症状の程度や治療内容によって異なるため、診察時に個別に調整します。

仕事の継続が難しい場合は診断書について相談できます

強迫症状によって出勤や業務の継続が難しい場合は、休職に必要な診断書について医師へ相談できます。

診察の結果、休養が必要な状態と判断された場合には、初診当日にクリニック書式の診断書を発行することが可能です。

症状の経過について追加の確認が必要なときは、複数回の診察を行った後に作成する場合もあります。

発行の可否や療養期間、記載内容は医師が決定し、勤務先などが用意した指定様式には原則として対応していません。

当院で対応した強迫性障害の症状事例

制服姿で微笑む女医 - 病院 日本 ストックフォトと画像

強迫性障害では、同じ確認を繰り返す症状や、汚れへの不安、物の順序への強いこだわりなどがみられます。

ここでは、当院へ寄せられることのある代表的な相談内容を症状事例として紹介します。

戸締まりが気になり何度も自宅へ戻っていた事例

玄関の鍵やガスの元栓を閉めたか不安になり、外出後に何度も自宅へ戻って確認していた事例です。

写真を撮って確認しても安心できず、出勤や待ち合わせの時間に遅れることが増えていました。

本人は確認しすぎだと理解していましたが、確認せずに外出すると事故が起こるように感じていました。

診察では、不安が現れる場面や確認に費やしている時間を整理し、治療方法を検討しました。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

汚れへの恐怖から手洗いを繰り返していた事例

ドアノブや電車のつり革に触れると感染するように感じ、長時間の手洗いを繰り返していた事例です。

手を洗った直後でも十分に汚れが落ちていないと考え、決めた回数になるまで洗うことをやめられませんでした。

手荒れが強くなったほか、外出や家族との接触を避けるなど、生活範囲も狭くなっていました。

診察では、汚れに対する不安の強さや生活への支障を確認し、症状に合わせた治療を進めています。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

物の配置や作業の順番が崩れると不安になった事例

机の上の物が決めた位置からずれていると強い不安を感じ、何度も並べ直していた事例です。

仕事でも決まった手順を最初から行わなければ気が済まず、一つの作業に長い時間がかかっていました。

周囲の人が物を動かした際には強く動揺し、家族や同僚との関係にも影響が現れていました。

診察では、こだわりの内容と日常生活への影響を確認し、負担を少しずつ減らす方法を検討しました。

※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。

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