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自律神経失調症とは

自律神経失調症は、自律神経の働きが正常に進まなくなった状態を指します。自律神経は、日常的に私たちの体を管理する役目を果たす「交感神経」と「副交感神経」の二つに大別されます。
交感神経は主に日中の活動を活性化させる役割があり、心拍数を上げたり、血圧を調整したりします。これに対して、副交感神経は夜間に体を休ませ、消化活動を促進するなど、リラックスを導くための機能を持っています。
これら二つの神経は、綱引きのように互いに均衡を保ちつつ、体のさまざまな自律的機能を管理しています。しかし、慢性的なストレスや不適切なライフスタイルが続くと、このバランスが崩れることがあります。その結果、体調不良や精神的な症状として自律神経失調症が現れるのです。
自律神経失調症になると夜眠れない、疲れが取れないなど日常生活に悪影響を与えるため、症状を疑ったら早めに当院までご相談ください。

精神科医・産業医
三重大学医学部卒業後、桑名市総合医療センターで初期研修を修了。 その後、南勢病院精神科での勤務、かわいクリニック/新宿よりそいメンタルクリニックでの診療を経て独立。 日本精神神経学会に所属し、日本医師会認定産業医としても活動。
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自律神経失調症を発症する原因

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで発症します。主な原因は、ストレスや生活習慣の乱れ、過労、睡眠不足などが挙げられます。また、ストレスが多い環境や、不規則な生活を長期間続けることも、この症状を引き起こす要因となります。
加えて、遺伝的な要素や、ホルモンの変動も関与している場合があります。これらが複合的に作用することで、体の調子を整える自律神経に負荷がかかり、さまざまな症状として心身に症状が現れるのです。
自律神経失調症の主な症状
自律神経失調症は、心身に影響を及ぼす病気であり、体調不良を引き起こす身体的な症状と、感情の不安定さやストレスに関連した精神的な症状の両方が見られるのが特徴です。ぞれぞれ見られる具体的な症状は以下の通りです。
・頭痛 ・火照り、多汗 ・めまい、耳鳴り ・慢性的な肩こり、腰痛 ・頻尿、残尿感 など
・イライラ ・不安感、焦燥感 など
自律神経失調症の治療法

自律神経失調症の治療には「ストレス管理」「ライフスタイルの見直し」「薬物療法」の3つの手法が取られています。それぞれの治療法の特徴は以下の通りです。
・ストレス管理
自律神経失調症の主な原因の一つはストレスです。これを和らげるためには、ストレッチやリフレッシュできる趣味を持つことが効果的です。リラクゼーション法として、深呼吸、ヨガ、瞑想を日常に取り入れることで心身の調和が期待できます。
さらに、信頼できる友人と過ごす時間も、心の負担を軽減する助けとなります。日々のストレスをうまく解消することで、症状の改善が期待できます。
・ライフスタイルの見直し
自律神経失調症の症状を軽減するためには、生活習慣の改善が鍵となります。まず、規則的な睡眠を心掛け、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
また、毎日の食事を一定の時間に摂ることで体のリズムが整い、自律神経の乱れを防止できます。ウォーキングやジョギングといった有酸素運動も、ストレス軽減と自律神経の調整に貢献します。日々の生活リズムを整えることで、心身の安定が図られるでしょう。
・薬物療法
自律神経失調症の症状が重い場合には、薬物療法が必要になることがあります。医師による診断のもと、睡眠を助ける薬や抗うつ薬が処方されることがあります。
ただし、薬に頼るだけでなくストレス管理やライフスタイルの改善も同時に進めることが、より大きな治療効果を期待するために不可欠です。薬は一時的なサポートに過ぎないため、症状の根本的な改善に他の治療法も並行して行うことが大切です。
柏よりそいメンタルクリニックで進める自律神経失調症の診療

自律神経失調症では、動悸やめまい、頭痛、胃腸の不調、強い疲労感など、複数の症状が重なって現れることがあります。
診察では身体の不調だけでなく、睡眠や生活リズム、ストレスとの関係を確認し、症状に応じた治療方針を検討します。
身体に現れている複数の不調を一つずつ確認します
初診では、動悸、息苦しさ、めまい、頭痛、吐き気、腹痛、発汗など、現在現れている症状を伺います。
一日のうち症状が強くなる時間帯や、仕事中、外出時、起床時など、症状が起こりやすい状況も確認します。
いつ頃から不調が始まったのか、複数の症状が同時に現れるのかについても整理していきます。
内科などで検査を受けたことがある場合は、検査結果や診断内容を診察時にお伝えください。
睡眠やストレスと体調変化の関係を振り返ります
自律神経に関係する不調は、過労や睡眠不足、心理的な緊張が続いたときに強くなる場合があります。
診察では、就寝時間や起床時間、勤務状況、休日の過ごし方など、日頃の生活リズムについて確認します。
職場や家庭で抱えている負担と体調の変化を照らし合わせ、症状を悪化させている可能性がある要因を整理します。
患者様の生活に取り入れられる範囲で、休養の確保や睡眠、食事の整え方を一緒に考えていきます。
生活の調整と薬物療法を症状に応じて組み合わせます
治療では、睡眠や食事、活動と休養のバランスを見直し、心身への負担を減らすことを目指します。
不眠や不安、気分の落ち込みが強い場合には、症状を和らげる目的で薬物療法を取り入れることがあります。
薬を使用する際は、症状への効果だけでなく、眠気やふらつきなどの変化についても診察時に確認します。
身体症状の原因として別の病気が疑われる場合には、内科などの医療機関で検査を受けることが大切です。
心身の不調を相談する方に向けた来院の目安

当院では、身体の検査で大きな異常が見つからないものの、動悸やめまい、倦怠感などが続いている方の相談に対応しています。
初診の所要時間や予約方法、治療開始後の通院間隔、診断書の発行についてご案内します。
初回診察には30〜45分を見込み症状の経過をお聞かせください
初診は、受付から診察、会計までを含めて30〜45分程度が所要時間の目安です。
診察では身体症状に加えて、睡眠、食事、仕事の負担、気分や不安の変化について確認します。
症状が起きた日時や持続時間、体調が悪化した状況をメモしておくと、診察時に経過を伝えやすくなります。
他院で受けた検査結果や服用中の薬が分かる資料、お薬手帳がある方はご持参ください。
予約可能な日時があれば申し込み当日の診察にも対応します
初診の予約は、WEBまたはLINEから24時間受け付けています。
当日の診療枠に空きがある場合は、予約手続きを行った日に受診することも可能です。
当日分の枠が埋まっているときは、翌日以降に表示される日時から受診日を選択してください。
予約から受診までの日数は混雑状況によって変わるため、予約画面で最新の空き状況をご確認いただけます。
治療を始めた時期は2週間ほどの間隔で体調を確認します
治療開始後は、身体症状や睡眠の変化を確認するため、2週間に1回程度の通院が目安となります。
薬を処方した場合には、動悸や不安、不眠への効果とともに、副作用が現れていないかを確認します。
体調が安定し、仕事や日常生活への影響が少なくなった後は、月1回程度まで診察間隔を延ばす場合があります。
実際の通院頻度は症状や治療内容によって異なるため、診察時の状態に合わせて調整します。
仕事を続けることが難しい場合は休養に必要な書類を相談できます
強い倦怠感やめまい、不眠などによって勤務が難しい場合は、休職に必要な診断書について相談できます。
診察の結果、医師が休養を必要と判断した場合には、初診当日にクリニック書式の診断書を発行できることがあります。
身体的な病気の確認や症状の経過観察が必要な場合は、検査や複数回の診察を経てから判断するケースもあります。
発行の可否や療養期間、記載内容は医師が決定するため、ご希望どおりの内容での発行を保証するものではありません。
当院で対応した自律神経失調症の症状事例

自律神経失調症では、身体のさまざまな場所に不調が現れ、検査で異常が見つからないことへの不安が強くなる場合があります。
ここでは、当院へ相談されることのある代表的な症状事例を紹介します。
仕事中の動悸や息苦しさが続いていた事例
業務量が増えた頃から、仕事中に突然動悸や息苦しさを感じるようになった事例です。
循環器内科で検査を受けても大きな異常は見つかりませんでしたが、症状が繰り返すことへの不安が続いていました。
帰宅後や休日には症状が軽くなる一方、出勤すると再び胸の苦しさや発汗が現れていました。
診察では仕事上の負担や睡眠の状態を整理し、休養や生活リズムの調整を含めた治療を検討しました。
※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。
めまいと強い倦怠感で朝起きられなくなった事例
起床時にめまいや身体の重さを感じ、布団から起き上がることが難しくなっていた事例です。
十分な時間眠っているにもかかわらず疲れが取れず、遅刻や欠勤が増える状態となっていました。
夜になると比較的動けるため就寝時間が遅くなり、生活リズムの乱れも続いていました。
診察では睡眠時間と症状が強くなる時間帯を確認し、起床と就寝のリズムを整えながら経過をみました。
※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。
頭痛や胃腸の不調が重なり外出を控えていた事例
頭痛や吐き気、腹痛が日によって入れ替わるように現れ、外出の予定を立てにくくなっていた事例です。
体調が急に悪くなることを恐れ、会食や買い物を断り、自宅で過ごす時間が増えていました。
複数の医療機関で検査を受けても明らかな異常が見つからず、不調の原因が分からないことにも悩んでいました。
診察では身体症状とストレスの関係を確認し、生活上の負担を減らしながら症状の変化を振り返りました。
※症状の経過には個人差があり、回復までの期間や治療内容は患者様によって異なります。
自律神経失調症の診断方法

自律神経のバランスを崩す要因の一つとして、ストレスが大きな影響を及ぼすことが知られています。特に、几帳面で責任感が強く、日常からストレスを受けやすい人々は、自律神経失調に陥りやすいとされています。
もしも、自律神経失調症かもしれないと不安を抱えたら、次のチェックリストで自己評価を行ってみてください。複数の項目に該当する場合は、自律神経失調症の可能性が考えられますので、早めに当院までご相談ください。

引用:けいクリニック